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:merrychristmas2: ということで、ホリデーシーズンのお話をご紹介。 ホリデーを控えた非番の日、デッカー警部補は妹へのプレゼントを買うため、デパートへ乗り込んだ。だが慣れない空間に萎縮して、しどろもどろになってしまう。 弱り果てているところへ、不意に、頼れる〝ボス〟の呼びかけが聞こえて—— ニューイヤーの手前で <small>#小説短編 #短編小説 #オリジナル #一次創作 #一次創作小説 #刑事モノ #ショートショート #キルフェアリー署 </small>
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普段書いてる短編はほとんど現代の日常モノですね(日常にしてはやばいことが起きてたりもしますが……) 昨年末に書いた話とか朗らかほっこり系かも。ある街で刑事をしてる警部補が、慣れないデパートで妹へのプレゼントを探していてボスに助けてもらう話です。 『ニューイヤーの手前で』 https://yuuri-uikawa.notion.site/1db346e0220b4cf5a3651aa0e926eed3 #オリジナル #小説 #短編 #一次創作

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@Fuyunono さんちの愛犬さんをお借りして#ファンアート を書いてみました。 自宅のエドワードと、嘘冬野さんが出てきます。 #クロスオーバー #キルフェアリー署 #小説

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 視界いっぱいの空には、白雲がわずかに浮かんでいる。
 秋の公園。夕暮れどきの陽は、ベンチに身を投げ出して首を思い切り反らしている俺の目にも柔らかい。途方に暮れて空を仰ぐ、その手元でウォーターボトルの蓋を回している自分に呆れるやらいっそ感心するやら、何にせよ俺は首を戻してそのボトルに口をつける。公園のベンチは、広場を縫うように通る散歩道の脇に、等間隔で点在している。
 黄金《こがね》いろの陽が辺りを照らし、芝生や木々がひかっていた。水を飲み干し、息を吸うと、少し枯葉の匂いがする。あと半月もすれば夏の終わりは冬の始まりに姿を変えて、コートを替える時期が来るだろう。果たして、その時までに、今の事件は終わっているか。
 姿勢を正し、座り直す。手帳を内ポケットから抜いて、見るともなしにめくっていく。現実はドラマとは違い、捜査の過程を振り返ったところで急にひらめきが湧いたりしない。
 参った——思わず額に手を遣る。両のこめかみを押さえながら手帳に目を落としても、もはや文字とさえ認識できない。こうも目撃情報がないと何から手をつけたらいいか——昔、相棒《カート》に読まされた、小説のことを思い出す。その主人公は体臭がなく誰にも存在を認知されない。「カエル」と名の付いた彼のように、白昼堂々の強盗犯の顔立ちを、誰も覚えていない。そんなことってあるか? 何かの間違いじゃ?
 しかし実際店内にいた誰しも似顔絵に協力できず、どんな男(男、ということは分かったらしいが、こうなってくるとそれも怪しい)かも分からないのに周辺へ何を聞けばいいやら。今日も歩いて回ったが、結果は徒労の一言に尽きる。
 溜息が出た。今頃カートも、似たような顔をしているだろう。
 諦めて、手帳をしまった。しばらく、ぼんやり園内を見つめる。
 ふと、熱い呼吸が聞こえた。
 正確には、その気配だ。なんとはなしに目を向けると、右方から犬連れの女性——この表現が正しいかどうか、俺は本人に訊いちゃいない——が一人、歩いてくる。女性の膝の下あたりに黒い大型犬がいる。その子の、呼吸だ。うきうきとした。
 微笑ましさを感じると同時、自然、身が強張った。犬に恨みはないのだが——恐ろしい思い出はあり——どうしても、身がすくんでしまう。悟らせたいとも思わないから、いつも押し隠そうとするが、飼い主にはバレなくても当の犬にはいつもバレる。人が好きな子だと、大抵は落ち込む。それに傷つくほど優しくもないが、悪いな、という気にはなる。
 特に大きな犬はダメだ。何事もなく終わるといいが。
 しかし。苦手なくせをして、なぜか俺はその犬のことをまじまじと見つめてしまった。ピンと立った耳、つややかな毛並み。毛は全体に黒いのだが、胸元だけがシャツのように白く、さながら立襟のフォーマル・ウェアを着こなしているかのようだ。暑いのか、疲れているのか、ピンク色の舌をべろりと垂らしハッハと息をしている。その顔が、どうも楽しくてたまらないように見えるのは人のエゴであろうが、さりとてやはりそう見えるから、つい笑みがこぼれてしまう。これが、自分の本心か、条件反射かは微妙なところだ。
 犬も、当然俺に気づく。笑い顔が、一段大きくなる。
 しまった、——好意を示してしまった? 馴れ馴れしくしておきながら手のひらを返すというのは、犬のルールにも背くはずだ。どうにか内心の怯えを彼——これも当人に訊いちゃいない——に伝えずに済ませたい。自分と同等か、それ以上に鋭い相手に、果たしてそれをやり通せるだろうか。しかも、今のコンディションで。
 犬の引く力に釣られ、飼い主もこちらへ寄ってくる。
「どうも」
 会釈をした。同じものが返る。近くに立った犬の吐息がスラックスの膝を湿らせる。まだ、覚悟ができず、俺は飼い主に目を据えたまま、
「かわいい子ですね。犬種は?」
「雑種なんです」と彼女。
「なるほど。賢そうですね。大人しいし」
 こうなってくると犬に視線をくれないわけにいかない。密かに唾を呑み、ようやっと彼に目を向ける。
 犬はいつの間にか座っていた。少しだけ高くなった頭は、俺を一心に見上げている。その、利発そうな凜とした顔に、恐怖と共に焼きついた光景がふとよぎりかけ——不思議なことに、すっと消えた。俺は、しばし虚をつかれる。
「どうされました?」
 見咎めた飼い主に訊かれ、「いえ」と答えた。それでつい、下のほうから、犬に手を伸ばしてしまう。いかにも引け腰の、恐る恐るの手つきで。
 犬は相変わらずの笑みで、ハッハと俺を見つめていた。手を伸ばされてもじっとして、やがて、首をカクンと折る。長いマズルがあらわになり、鼻先が俺の手の甲に触れた。つん、つん、と確かめる。チラとあげられた瞳は濡れたような艶で、「大丈夫か?」と訊ねてくる。
「うん」俺は小声に返す。犬にだけ。「……たぶん」
 すると彼は——もう一度、湿った鼻を押し付けたあと——ぺろりと手を舐めた。意外にも、冷たい。あれだけ外気に触れていれば、なるほど気化熱もあろうものだ。
 俺は、しばらく舐められるがままにしていた。それから、ゆっくりと手を返す。彼の顎へさしむけ、その辺りをそっと撫でてみる。二、三度、落ち着かぬ動作をし、やがて自分の中で重なる動作を思い出すと、急に仕草が慣れた。そういえば俺は人間に、こういう撫で方をよくしている。
「犬、苦手でした?」
 見ると飼い主が眉を下げていた。俺は首を振る。
「正直、少し。でも、なぜだかこの子は平気です。大きい子は俺ダメなんだけど」
「すみません、最初に訊かなくて……苦手な人には寄りませんから、変だなと思って」
「自分なら平気だと、ピンと来たのかもしれません」
「でも、撫で方、すごく上手ですよ」
「ああ、……猫は飼ってるんで」
 もちろんこれは正確じゃないが、比喩的に言えば嘘ではない。
「ああ! この子、ちょっと猫っぽいところがあるかも。わがままなんですよ。構ってあげないと、私のタブレット叩き落としたりして」
「分かります。スマホに勝手に触れたり」俺はそれを人間にやられる。
「だからですかねえ。でも、よかった。かわいがってもらえてよかったねえ」
 飼い主は自身もかがみこみ、彼のガラ空きの額を撫でた。
 犬は満足したのか、顔を上げ、俺にも確認をとってきた。もうよかろう?と言いたげな黒目に、微笑して頷きを返す。犬はまた破顔し、うきうきした歩調となってくるりと前方へ踏み出した。飼い主が、振り返りながら、俺に手を振る。振り返し、見送る。
 ふたりが去ってから、俺はふと右手を嗅いでみた。ほのかに犬の匂いがする。生きものの、湿った匂い。
 気分がいい。もう少し、踏ん張ってみるかな。もとよりその予定だが。
 立ち上がり、伸びをする。そういえば俺が犬になったら、どの程度のでかさになるだろう? 犬種は雑種に違いないが、——などと考えていると端末が震えた。
〝黒猫〟様からのお達しだ。はいはい、と頷いて、俺は、反対方向へ去る。

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刑事モノ長編ミステリ、『最後の一縷』を公開しました! 画像はあらすじと人物紹介(画像内イラストは@poko_gu さん作)です。
*最後の一縷* ※リンク先、あらすじの下に内容についての注意書きがあります。ご留意のうえご覧くださいませ。 #小説 #一次創作 #オリジナル #長編小説 #ミステリ #ミステリー小説 #キルフェアリー署
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Q.エディのことは?
A.ぜんぜん自分とタイプが異なり、とても自分にはできそうにないことを易々やってのけるため、尊敬はもちろんしているのだが若干戸惑いのほうが大きい。カーティスの実直さと有能さはデッカー的には「かくありたい」と思うところなのである。とはいえ、初対面から敬服していたわけではなさそうなのだが——
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CW: 長いので伏せ
エディが事故ったか怪我したかで長いこと署を空けることなんかあると、カーティスはそのぶん気負って頑張ろうとするわけだけども、やっぱり隣に頼れる相棒がいないことでふとした瞬間心細げな顔を見せ、デッカー警部補などはそれについ心を寄せてしまって「自分にできることは」「お力になれることは」などと訊いてしまう。
ティルダはそれを横目に「(あら……三十路越えた男に言うことじゃないけど、美青年ってすごいわね……)」などと思い、マーガレットは「ああ……あれはボスも、多デッカー自身も気づいてないな……」と何か憐れを催したような顔で眺め、ダンは「なんであんな切羽詰まった感じになってんだろ?」と全く何もわかっていない のどかなキルフェアリー署
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CW: 無題の小話(エドワードとティルダ。エドワードが珍しく仕事で沈没してる話
前にOFUSEでフォロ限公開してたやつ。 --- 「……あら」  体の左側から、何か、疲弊の気配が伝わってきて、何の気なしに目を遣ると同僚が〝沈没〟していた。つまり、キーボードの前に突っ伏し、椅子を目一杯後ろに引いて、両の腕をだらりと下げ、ほとんど死んだように伸びている。  滅多に残業をせず、無理をせず、豊富な体力を存分に残して帰宅の途に就くこの同僚も、たまにはこうした憂き目に遭う。尤も、彼が定時に帰れるのは彼の能力が他の同僚——例えば私——よりずっと高いからで、処理している仕事量にはほぼほぼ差がないはずだった。同期の中には同じ時間働き、他人の三倍仕事をこなすという人もいるが、彼はそういうタイプではない。給料以上の仕事はしないと常日頃から公言している。  けれども私たちの仕事には具体的な納期などなく、またそんなものを〝犯人〟が待ってくれるはずもない。従って短期間に無理な労働を詰め込む羽目になるケースは珍しくなかった。どんなに高い処理能力にも限界というものがあり、いま私が目にしているのがまさしくその「限界」だろう。  それにしても動かない。もしかして本当に心肺が停止しているんじゃないか。私も私で疲れているのでついそんなことを考えていると、不意に彼の頭が動き、反射的に体が跳ねた。 「……エドワード?」  彼は少し頭を浮かせたものの起き上がるには至らぬようで、その状態で停止している。柔らかな金髪も心なしかへたりとして見え、顔は陰になって分からない。いっそそのほうが疲れるのではと思うくらいの時間が経って、やがて彼の頭がゆっくり、こちら側に回転した。 「……お疲れのようね。……コーヒーでも淹れる?」  返事はない。普段はこちらに息をつく間も与えないほど喋り続けるのに、眠たげに瞬きをして、小さく息を吐くだけだ。彼はデスクに向かって少し斜めになるように顎を当てていて、片頬がやわく潰れている。そうしているとどこか拗ねて見える。美男の拗ねた顔というのは心にじんわり滲みるものだ。 「ティルダ、……」語尾を伸ばし気味に、彼は声を出した。「何か、元気の出ることを言ってくれない?」 「え。元気……」 「そう……なんでもいいんだよ。なんか……癒されたくってさ……」  そう言われても。私は彼と違って、全く愛想がない人間なのだ。おどけた言動で慰めることも、気の利いたセリフで和ませることも、私にはひどく難しい。彼も分かり切ってるだろうに……  うろたえる私の視界にふと黒い物体が入った。視線を定めるとそれはぬいぐるみである。右隣の席の同僚が娘にもらったというお土産。私はそれをなんとなく掴み、そのまま彼のほうへ向き直る。  掴んだはいいが、どうしよう?  彼はぼーっと気力のない目で私を見ている。エメラルドブルーの瞳に、戸惑い通しの私が映る。そのとき頭に浮かんだのは他でもない彼の行動で、彼を励ますのに彼を真似るのはいかがなものかと思いはしたが、他に良い策は浮かんでこない。しらじらとした蛍光灯の下、訳も分からずぬいぐるみなぞ掴んでいる自分が滑稽で堪らず、私はそれを実行に移した。甲高い声で。 「ハァイ! エドワード、どうしたの? ちょっと休憩して、がんばろう! ファイト〜!」  がらんとしたオフィスに、自分の声の余韻が、響く。  長い無言が続く。穴があったらぜひ飛び込みたい。処刑するなら早くしてほしい。他に人のいないオフィスに、寒々しい私の恥だけがありありと浮かび上がっている。これは一体何の罰だろう? 近ごろ誰かを貶めた覚えはないし傷つけた記憶もない。それとも無自覚に振るっていただろう何かしらの刃の代償が、この沈黙なのか? 私は、こんな思いをするほど何か悪いことをしていたのだろうか? 現実逃避にそんなことを考えてみるが、もちろん無為な思考に過ぎない。人生における様々な不運は、大抵、なんの意味もない。 「……ふはっ、」  と、突然、噴き出す声がした。彼は笑いを浮かべ、髪をデスクにすりつけるように体を揺らして喉を鳴らしている。 「ありがと、元気出た」 「ほんとう?」 「ほんと」笑いの名残りを声に引きながら、彼は言う。「ほんと。元気出た」  私は訝しみつつそっと、ぬいぐるみを元の場所に戻す。しかし確かに彼の笑いにいつもの白々しさはなく、第一いま彼は愛想笑いなどできる状態にないはずだ。あるいは私の困惑そのものを面白がっていたのかもしれない、彼にはそういう面がある。まあいい、普段の借りが少しでも返せたならばよしとしよう、——多少、バカにされたとしても。 「ああ、ほんと、君が隣でよかった」三度目の『ほんと』を言って、彼は身を起こした。「君は好みのタイプなんだ。よし、もう少しやってくか」 「無理はしないで。相当参ってるでしょう」 「たまの激務は仕方がないさ。コーヒー買ってくるよ、ストレート?」 「砂糖だけお願い。頭が回らない」 「よく分かる。僕も加糖にするか……」  席を立った彼の長身がコーヒースペースへ消えていく。私はそれを見届けて、デスクトップへと向き直る。そういえば、彼、何か言っていた?  まあ、覚えてないくらいだから、大したことじゃないだろう。……大したことじゃないわよね? きっと。 #キルフェアリー署 #ソヨ宅エドワード関連 #小説 #一次創作 #ショートショート

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カーティスは人間以外の生物にも丁重に話しかけがちのため、寝ている猫の横をすり抜けるときは「ちょっと失礼」と言うし、署の壁にとまった蝉がガチうるさい時は窓を開けて「すまないが、ここで鳴かれると少し困る。森のほうへ行っていただけないかな」と提案するし、実際にそれで蝉が飛んで行ったりするので同僚たちに「ディ◯ニープリンセス」と囁かれる

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「え? 蝉」「蝉行った」「マジ?」「蝉に言葉通じるの? 貴族ってみんなそう?」「そんなわけないでしょ」「ボスは特例かと」「このまえ猫にも挨拶されてた」「警部、ちょっと猫みあるもんね」「猫み」「あるでしょ。黒猫っぽいじゃん」「まあ確かに……」「プリンセスなのかも」「プリンスじゃないの?」「プリンスは蝉に話しかけるイメージないから」「プリンセスもなくない?」「プリンセスならギリ……」「どういう偏見?」 「……蝉は行ったぞ」 「「イエス、ボス」」 #キルフェアリー署

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