🎸 架空のロックバンドの小説シリーズ『Drive to Pluto』登場人物紹介・人物相関図を更新しました。
✍️ 登場人物紹介 https://libsy.net/blog/5013
📖 Web小説『Drive to Pluto』https://libsy.net/dtp
:blob_eguitar::blob_bass::blob_aguitar::blob_drum::blob_keyboard2:
🔖 タグ:各バンド #drive_to_pluto #signalreds #環_tamaki #this_earth_is_destroyed
🔖 タグ:小説 #novel_fang #novel_sing_alone / #SeasideBooks
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👨🦲 土家さん(ツッチー)情報 / 小説『シンガロン』ほか
寺生まれはすごい。改めてそう思った。
#環_tamaki #novel_sing_alone #SeasideBooks
○○さん情報シリーズとして作中ロックバンドのキャラクター紹介をのんびり描いていきます
○○さん情報シリーズとして作中ロックバンドのキャラクター紹介をのんびり描いていきます
👺 弟子丸さん情報 / 小説『シンガロン』ほか
エフェクター自作勢 サブ機やベース情報をねじ込む隙間がなかった……
#環_tamaki #novel_sing_alone #SeasideBooks
○○さん情報シリーズとして作中ロックバンドのキャラクター紹介をのんびり描いていきます
○○さん情報シリーズとして作中ロックバンドのキャラクター紹介をのんびり描いていきます
#あなたのみどり色の作品を見せてください
小説『シンガロン[DEMO ver.]』 #novel_sing_alone #SeasideBooks
緑色が好きな新人ベーシストが頑張る話。
>「緑色の楽器は売れないっていうジンクスがあるんだよ」と楽器屋の店員が言っていた。
>「どうも流行らなくて売れないから、なかなか作られないみたいだ。なんでも、ステージ映えしにくい色だかららしいな」
>「そうかな?」楽器屋の壁面にかけられた色とりどりのギター・ベースを見上げてカシマは言った。
>「ボクは緑、カッコイイと思うけどなぁ」
緑色が好きな新人ベーシストが頑張る話。
>「緑色の楽器は売れないっていうジンクスがあるんだよ」と楽器屋の店員が言っていた。
>「どうも流行らなくて売れないから、なかなか作られないみたいだ。なんでも、ステージ映えしにくい色だかららしいな」
>「そうかな?」楽器屋の壁面にかけられた色とりどりのギター・ベースを見上げてカシマは言った。
>「ボクは緑、カッコイイと思うけどなぁ」
#自キャラドッキドキ深夜の背徳感MAX夜食何食べんの選手権 #SeasideBooks_与太話
土家「チャルメラとかマルちゃんの……具なしで卵落として……小鍋で鍋ごとね」
弟子丸・和田「ああ〜〜」
弟子丸「俺はあんま食わない、けど、……カシュッ:arumikan:」
和田「ああ〜〜」
土家「何飲む?」
弟子丸「ハイボール」
土家「ああ〜〜これは死後さばきにあう」
弟子丸「お前んとこ(寺)違くね?」
和田「オレ仕事が朝早いから夜食は食わねえなあ。けど学生のときは……冷凍チャーハンだったなあ〜」
土家・弟子丸「ああ〜〜〜」
カシマ「……ᵔᢦᵔ」
土家「どうしたよ、あんま食わないか?」
カシマ「……親戚からすごく餅が届いて、今ソレずっと食べてる」
土家・弟子丸・和田「あああ〜〜〜」
#novel_sing_alone
だいたい似たような画題ばかりですが(:blob_eguitar:)もっと良くなったらいいなと願いながら描いています #今年も残りわずかなのでお気に入りの4枚を貼る
<small>作品タグ: #SeasideBooks #novel_sing_alone #novel_fang #drive_to_pluto </small>
10/10 ドラムの日 ワンドロ
🪐和田(環-Tamaki-):小説『シンガロン』登場人物
#SeasideBooks #環_tamaki #novel_sing_alone
教訓:ワンドロでドラムセットは無理
教訓:ワンドロでドラムセットは無理
残暑お見舞い申し上げます
⛱️明日未:小説『シンガロン[DEMO ver.]』登場人物
#SeasideBooks #novel_sing_alone #this_earth_is_destroyed
流しカシマはじめました
🪐カシマ:小説『シンガロン[DEMO ver.]』登場人物
ファイネッジ福利厚生(柄シャツグラサン)
#SeasideBooks #環_tamaki #novel_sing_alone #ねずみちゃん
🌊 1 :[email protected]: 1
:event_tamacomi::day_10::shinkan:は緑色!
:neon_planet: 小説『シンガロン[DEMO ver.]』#novel_sing_alone
:neon_shootingstar: ロックバンド×青春×微ホラー×群像劇。呪われちゃった(?)新人ベーシストは、お祓いに行ったお寺の人となんやかんでバンドを組むことに。
:neon_guitar: 登場人物紹介・試し読み
#SeasideBooks / #創作バンド #TAMAコミ #TAMAコミ10
環-Tamaki-の初ライブ中にフロアのミラーボールが急に落下する事故があるも、土家さんがステージから「破ァ!」でミラーボールを粉砕して人身事故を未然に防ぐが、曲を中断してしまったことで「いま何が起こったんだ?」とざわつき・しらけてしまったフロアに対して、カシマが機転を効かせてフロアの熱狂を取り戻すシーンは、本作の一番の見どころです。
https://misskey.design/notes/a5tgvn56wrdn1igs
#novel_sing_alone #SeasideBooks_与太話
🐈🐈🐈 登場人物(バンドマン)全員ねこちゃんにしてやりました。バンドにゃん
成分表示: #ねこになる (登場人物の猫100%擬猫化)
#SeasideBooks_与太話 #Drive_to_Pluto #novel_sing_alone #novel_fang
#今月描いた絵を晒そう #今月創作したものをltlに流す #イラスト #小説
新作小説『シンガロン[DEMO ver.]』を発表しました! 名刺も新調してねずみちゃんになりました・ω・
4枚目:#FA ?『ハートビート』作者:とわなみさん
✍️ブログを更新しました
今月の活動報告 2025年3月号
『シンガロン』表紙のメイキング(ボツ案など)を掲載しています。:tengu_no_shiwaza_ja: #SeasideBooks #novel_sing_alone
CW: 「緑色の楽器は売れないっていうジンクスがあるんだよ」 #novel_sing_alone
:neon_planet: 小説『シンガロン[DEMO ver.]』冒頭試し読み
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Track.1
July, 2000
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大学進学で上京してきたトーキョーの町は想像上の東京よりものどかな田舎で、区じゃなくて市で、案外、山で、畑もちょっとあって、それでも電車に1時間乗れば新宿だの渋谷だのといった名前の知っている大都会に着くし、電車もバスも10分間隔で真夜中まで走っているし、モノレールには初めて乗ったし、新宿や渋谷にまで足を伸ばさなくても、ちょっとした街に出れば服屋もCD屋もあるし、ライブハウスがあった。
カシマの進学先の大学は山を切り開いた造成地に立っていて、隣には別の大学も立っていて、街道沿いの住宅地には自分と同じような若者があたり一帯に住んでいた。薄い壁の木造アパートは隣の家のテレビの音が丸聞こえだったが、カシマはさして気にならなかった。カシマが育った田舎の一軒家も同じぐらい壁が薄く、2階の自室から1階の居間のテレビの音が丸聞こえだった。
カシマは大学の軽音楽サークルに入部した。もとから音楽に特別詳しいわけではなかったが、大きな音を出してみたかったのと、漠然と抱いていた心の穴を埋めてくれる新しい趣味を得たかった。サークルは大学の文化祭でのライブ公演や、OBのバンドと共にライブハウスのブッキングイベントも行っていたが、活動の半分は飲み会だった。新入生歓迎会でさも当然のように未成年飲酒がまかり通っているのに驚いたが、「ボク小学生の時にお父さんがコップで飲んでた日本酒をお水だと思って飲んだら失神しちゃって、救急車呼ばれたあとお父さんとお母さんに病院で殴られてそのまま入院したんだよね」と思い出話を語ったら、宴席の空気は凍りついて、カシマが無理に酒を誘われることはなくなった。
「ねえ、それ笑い話なの?」
あとになって、昼の児童心理学の講義の合間に、同じサークルの同級生から尋ねられた。
「え? 笑えなかった? だってもう過ぎた話だし」
ベースをやってみたかったので、仕送りを使い込んでエレキベースを買った。音が太いのが格好良かったので、バンドでどういう音楽をやるのか決めないままフェンダー・ジャパンのプレシジョンベースを買った。決め手は音色よりもシェイプよりもボディの塗装だった。ラメを散らしたように輝くボディは黄緑色でもミントグリーンでも青緑でもない本物の緑色をしていた。
「緑色の楽器は売れないっていうジンクスがあるんだよ」と楽器屋の店員が言っていた。
「どうも流行らなくて売れないから、なかなか作られないみたいだ。なんでも、ステージ映えしにくい色だかららしいな」
「そうかな?」楽器屋の壁面にかけられた色とりどりのギター・ベースを見上げてカシマは言った。
「ボクは緑、カッコイイと思うけどなぁ」
心機一転して金髪にブリーチしたせいか、バイトの面接に落ち続けたので、しばらくは食事を抜いて頑張って過ごした。
新入生で組んだバンドではスコアが売られている流行りの邦ロックをカバーしたが、カシマにはあまり好みの歌ではなかった。だが譜面なしの耳コピが出来るほどカシマも習熟していなかったし、好みの曲は難しかったし、悶々としながら身内しか来ないブッキングのチケットノルマをさばくのを付き合った。
学業やサークルの人間関係が大変なとき、お金がなくて部屋で寝ているとき、東京で買ったLinkin ParkやSlintのアルバムをずっと聴いていた。愛の言葉や希望や慰めも、悲しいという気持ちをそのまま音にしてぶつけられるほうが良いと思った。日記のような言葉遣いで綴られた聴き取れる歌を聴かされるよりも、意味がすぐに頭に入ってこない外国語のほうが好ましかった。気付くいたら洋楽ばかり手に取るようになっていた。
ひとりで過ごす東京の季節は慌ただしく流れていき、夏、秋、文化祭、雪の降らない冬を経て、二度目の春を迎え、新歓ライブや複数大学合同のライブイベントを経た。夏休みに入る前の7月の最後の登校日、部会に出ると先輩たちは帰省前の飲み会の相談をしていたが、話の流れで、サークルが毎年恒例にしている肝試しの話題になった。新入生を脅かすために、毎年場所を変えて夜の山や町外れの廃屋に忍び込むらしい。去年のカシマは参加しなかった。というのも、1年生のあいだ、カシマは宴会に呼ばれなかった。 「なんで肝試しするの?」とカシマは尋ねた。「怖いことすると良くないんじゃないの? 入っちゃいけないところは入っちゃいけないから駄目なんだし。ボク幼稚園のときにじいちゃんちの井戸に子供は近づくなって言われてたけどイトコといっしょに見に行って、そしたらじいちゃんとばあちゃんがすごく怖い顔でボクのこと探しに来て、『おまえにイトコはいない』ってすごく言われたんだよね。おじさんとおばさんにはその話を他所でするなって言われたし。だから行っちゃいけないところに行くとよくわからないことになるから、やめたほうがいいんじゃないの?」 宴席には悲鳴に近い声も上がり、押し黙る者もいたが、肝試し推進派には火が付いてしまったようだった。 「な! ホンモノだっているだろ? お化け屋敷じゃなくって、本物のバケモンを見てえよなあ!」 そういうわけであれよあれよと候補地が決まり「霊感体質」認定をされたカシマの同行も決まってしまった。 曰く、大学から西のほうに行った山間の地域に立っている道祖神がヤバいらしい。山中のどこからか笑い声が聞こえてくる、どこかで大麻草が密造されている、祭囃子のような音が聞こえる、らしい。しかし一番ヤバいのは道祖神そのものだと噂話は伝えている。どのようにヤバいかというと、それを直接言うことも「ヤバい」ので噂の中身は伝達されない。けれども場所は正確に伝えられている。山間といえど同じ市内なので、大学からは車で1時間もかからない場所だ。 「去年の○○城跡は広いだけでつまんなかったな。階段がキツイだけだったわ」 「大麻って、オバケじゃなくてもヤバいじゃん」 「笑い声とか音がするのも、ヤバい人間がいるだけじゃねーの」 「カルトの施設とかあったらどーする?」 「だから、オバケなんていねえんだよ」 肝試しの主催の先輩は、人を怖がらせるのが大好きだがオカルトは信じておらず、「なにもない」という確信を得るために大学の周囲一帯の怪談や噂話を集めていた。彼のとっておきの話が、この「ヤバい道祖神」の話だという。 次の週末の夜、カシマは先輩が運転するレンタカーの後部座席に詰め込まれていた。 --- :blobobake:続き(肝試し当日の様子)の試し読みはブログ記事へ→ https://libsy.net/blog/4226 新作小説『シンガロン[DEMO ver.]』は3/23開催イベント TAMAコミ10の「G-06 シーサイドブックス」のブースと後日の通販で販売します。 #SeasideBooks #novel_sing_alone
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Track.1
July, 2000
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大学進学で上京してきたトーキョーの町は想像上の東京よりものどかな田舎で、区じゃなくて市で、案外、山で、畑もちょっとあって、それでも電車に1時間乗れば新宿だの渋谷だのといった名前の知っている大都会に着くし、電車もバスも10分間隔で真夜中まで走っているし、モノレールには初めて乗ったし、新宿や渋谷にまで足を伸ばさなくても、ちょっとした街に出れば服屋もCD屋もあるし、ライブハウスがあった。
カシマの進学先の大学は山を切り開いた造成地に立っていて、隣には別の大学も立っていて、街道沿いの住宅地には自分と同じような若者があたり一帯に住んでいた。薄い壁の木造アパートは隣の家のテレビの音が丸聞こえだったが、カシマはさして気にならなかった。カシマが育った田舎の一軒家も同じぐらい壁が薄く、2階の自室から1階の居間のテレビの音が丸聞こえだった。
カシマは大学の軽音楽サークルに入部した。もとから音楽に特別詳しいわけではなかったが、大きな音を出してみたかったのと、漠然と抱いていた心の穴を埋めてくれる新しい趣味を得たかった。サークルは大学の文化祭でのライブ公演や、OBのバンドと共にライブハウスのブッキングイベントも行っていたが、活動の半分は飲み会だった。新入生歓迎会でさも当然のように未成年飲酒がまかり通っているのに驚いたが、「ボク小学生の時にお父さんがコップで飲んでた日本酒をお水だと思って飲んだら失神しちゃって、救急車呼ばれたあとお父さんとお母さんに病院で殴られてそのまま入院したんだよね」と思い出話を語ったら、宴席の空気は凍りついて、カシマが無理に酒を誘われることはなくなった。
「ねえ、それ笑い話なの?」
あとになって、昼の児童心理学の講義の合間に、同じサークルの同級生から尋ねられた。
「え? 笑えなかった? だってもう過ぎた話だし」
ベースをやってみたかったので、仕送りを使い込んでエレキベースを買った。音が太いのが格好良かったので、バンドでどういう音楽をやるのか決めないままフェンダー・ジャパンのプレシジョンベースを買った。決め手は音色よりもシェイプよりもボディの塗装だった。ラメを散らしたように輝くボディは黄緑色でもミントグリーンでも青緑でもない本物の緑色をしていた。
「緑色の楽器は売れないっていうジンクスがあるんだよ」と楽器屋の店員が言っていた。
「どうも流行らなくて売れないから、なかなか作られないみたいだ。なんでも、ステージ映えしにくい色だかららしいな」
「そうかな?」楽器屋の壁面にかけられた色とりどりのギター・ベースを見上げてカシマは言った。
「ボクは緑、カッコイイと思うけどなぁ」
心機一転して金髪にブリーチしたせいか、バイトの面接に落ち続けたので、しばらくは食事を抜いて頑張って過ごした。
新入生で組んだバンドではスコアが売られている流行りの邦ロックをカバーしたが、カシマにはあまり好みの歌ではなかった。だが譜面なしの耳コピが出来るほどカシマも習熟していなかったし、好みの曲は難しかったし、悶々としながら身内しか来ないブッキングのチケットノルマをさばくのを付き合った。
学業やサークルの人間関係が大変なとき、お金がなくて部屋で寝ているとき、東京で買ったLinkin ParkやSlintのアルバムをずっと聴いていた。愛の言葉や希望や慰めも、悲しいという気持ちをそのまま音にしてぶつけられるほうが良いと思った。日記のような言葉遣いで綴られた聴き取れる歌を聴かされるよりも、意味がすぐに頭に入ってこない外国語のほうが好ましかった。気付くいたら洋楽ばかり手に取るようになっていた。
ひとりで過ごす東京の季節は慌ただしく流れていき、夏、秋、文化祭、雪の降らない冬を経て、二度目の春を迎え、新歓ライブや複数大学合同のライブイベントを経た。夏休みに入る前の7月の最後の登校日、部会に出ると先輩たちは帰省前の飲み会の相談をしていたが、話の流れで、サークルが毎年恒例にしている肝試しの話題になった。新入生を脅かすために、毎年場所を変えて夜の山や町外れの廃屋に忍び込むらしい。去年のカシマは参加しなかった。というのも、1年生のあいだ、カシマは宴会に呼ばれなかった。 「なんで肝試しするの?」とカシマは尋ねた。「怖いことすると良くないんじゃないの? 入っちゃいけないところは入っちゃいけないから駄目なんだし。ボク幼稚園のときにじいちゃんちの井戸に子供は近づくなって言われてたけどイトコといっしょに見に行って、そしたらじいちゃんとばあちゃんがすごく怖い顔でボクのこと探しに来て、『おまえにイトコはいない』ってすごく言われたんだよね。おじさんとおばさんにはその話を他所でするなって言われたし。だから行っちゃいけないところに行くとよくわからないことになるから、やめたほうがいいんじゃないの?」 宴席には悲鳴に近い声も上がり、押し黙る者もいたが、肝試し推進派には火が付いてしまったようだった。 「な! ホンモノだっているだろ? お化け屋敷じゃなくって、本物のバケモンを見てえよなあ!」 そういうわけであれよあれよと候補地が決まり「霊感体質」認定をされたカシマの同行も決まってしまった。 曰く、大学から西のほうに行った山間の地域に立っている道祖神がヤバいらしい。山中のどこからか笑い声が聞こえてくる、どこかで大麻草が密造されている、祭囃子のような音が聞こえる、らしい。しかし一番ヤバいのは道祖神そのものだと噂話は伝えている。どのようにヤバいかというと、それを直接言うことも「ヤバい」ので噂の中身は伝達されない。けれども場所は正確に伝えられている。山間といえど同じ市内なので、大学からは車で1時間もかからない場所だ。 「去年の○○城跡は広いだけでつまんなかったな。階段がキツイだけだったわ」 「大麻って、オバケじゃなくてもヤバいじゃん」 「笑い声とか音がするのも、ヤバい人間がいるだけじゃねーの」 「カルトの施設とかあったらどーする?」 「だから、オバケなんていねえんだよ」 肝試しの主催の先輩は、人を怖がらせるのが大好きだがオカルトは信じておらず、「なにもない」という確信を得るために大学の周囲一帯の怪談や噂話を集めていた。彼のとっておきの話が、この「ヤバい道祖神」の話だという。 次の週末の夜、カシマは先輩が運転するレンタカーの後部座席に詰め込まれていた。 --- :blobobake:続き(肝試し当日の様子)の試し読みはブログ記事へ→ https://libsy.net/blog/4226 新作小説『シンガロン[DEMO ver.]』は3/23開催イベント TAMAコミ10の「G-06 シーサイドブックス」のブースと後日の通販で販売します。 #SeasideBooks #novel_sing_alone















