
『初恋性ストックホルム症候群』

終わった後の感想
まず唯代は、愛の話が大好きです。恋の話が大好きです。監禁が(二次元のシチュとして)大好きです。
なのでタイトルとあらすじを聞いていた時点で「絶対好きなお話だー!」と思っていたんですけれど。
テーマがテーマなだけに、誰彼構わず「うさに回して!」というのは違うなと思っていました。
そんな中、行原さんに誘っていただけて、すごくうれしかったです。
なにがうれしかったって、一度遊んだうえで“もう一度”を望んでもらえたこともそうですが。ずっとお互いに熱量が高いまま用意ができたのがうれしかった。
キャラ設定を考えるときに一緒に悩んでくれたり、誘拐犯で初めましての人だからKPCの情報を(容姿以外)隠してくださってたのも、気遣いだな、うれしいなって思ったんです。
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さてそんな事前準備を経て。ついにセッション本番になって。
まずあの、誘拐されたことにびっくりしました((
だってめっちゃ普通に殴られた。恋した人間を殴るのか!? ってなってめちゃくちゃびっくりした、ほんとに。
そこから目が覚めてやり取りをして、セックス目的で連れてこられたのだという咲良に怒ってくれる冬永さんのRPを見たとき、本当に咲良が好きなんだなあと思いました。好きな人が、好きな人を粗雑に扱ったらつらいよねっていう。(真相を知って、このシーンがなお一層味がするようになりました)
咲良の好みに合わせてうさちゃん型にニンジンを切ってくれたり。
見たら元気が出るだろうからとウェディングドレスを持ってきてくれたり。
(咲良を着せ替え人形にして遊べばいいと提案したとき)咲良を使って遊びたいわけじゃないとはっきり言葉にしてくれたり。
なんというかずっと大事にされているなあ、と思っていました。あと咲良の好物の設定が拾われるとは思ってなかったので、そこでもびっくりした。準備期間中に妄想はしておくものですね。
ウェディングドレスに関してはちょっと後悔というか、残念だなと思うところがあって。
一度目の目星を失敗して、二度目改めてひとりで探索しにきたときに成功して見つけたんですね。
だから、本当にドレスを見つけて喜んで、ショックを受けて諦めて、……みたいな咲良を見た冬永さんは、どんな反応をしてくれたんだろうな、って考えることがあります。彼の前で喜んで落ち込みたかったな。
閑話休題。
物置でのイベント。咲良をかばって冬永さんが怪我をするシーン。
あそこで「痛い思いをしてかばわれたって、かばわれる側は心が痛くて辛いんだ(意訳」と咲良が言ったとき。冬永さんの「お前がそれを言うのか(意訳」の返事が、すごく印象深いです。(背景を知って、二回目の夢を見て、そりゃそうだよなとも思いました)
言われたとき、冬永さんどんな気持ちだったんだろうな。すごく荒れたのかな。そうだとして、咲良に見せずに耐えきって、手当てしにいった冬永さんはこころが強いなって思いました。
お前がそれを言うのかって、もっと責めたくなったって仕方ない場面だろうに、“なにも知らない咲良”を尊重して、咲良なりに心配しているという気持ちを尊重してくれたんだろうなと思うと、愛だなあと感じます。
そうして食事のシーン。
「知らない人が作った料理は怖い」と言ってた咲良が、迷いながらでも食べることを選択できたのは、このシーンにくるまでの冬永さんといっぱいやりとりしたからだよなあと思っていて。
ずっと誠実で優しくしてくれて、自分を粗末にすると怒ってくれて、本気で逃げ出そうとして大暴れする()咲良を見て笑って楽しそうにしてくれたり。咲良の反応を見てからかってたりと、全部、丁寧に交流してくれたから、「この人の手料理なら、誘拐犯でも怖くないかも」って思えたのかなって。
ただ、だからこそ、食べた直後に急に眠くなるというのは、実は咲良なりにショックだったんじゃないかと思いました。
一服盛られたととっさに感じてしまったし。疑ってしまったことが悲しかったし。でも眠くて仕方なくて。都合のいいように扱われるのは癪だから、“だっこ”のわがままを言ったのですが。もしかしたら冬永さん的には、すごくうれしかったのかなあ。だっこのわがまま。
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二日目。夢から始まります。
この夢が、あとから写真として出てくるのは、シナリオがうまいと思いました。別の世界のいつかを想像させやすくる。すごくうまいと思った。
この日は冬永さんとの交流はほぼなく。(だって彼は体調不良だったから寝かしたいので)ひとりで黙々と二階を回るという構図になりました。
二階での探索で、冬永さんの荷物を漁るというのがあったんですが。キャラ的に人の荷物を漁るのが抵抗感あって、冬永さん本人に許可を取りたいとKPにお願いしたのですが。ここ許可してくださったの、多分アドリブだよね……? すごく尊重してもらえてうれしかったです。
そして荷物を持って大広間(仮)で冬永さんと合流。彼がぐらついて倒れるときに、かばわせてもらいました。
咲良は足が悪いので、演出としては一緒に倒れる形にしてもらったのですが。その結果めちゃくちゃ冬永さんを慌てさせちゃった。
今思えば、背景や経緯を知った今だから思えるんですけど。
すべてを管理して、咲良を徹底的に守ろうとしたのに、“自分”が原因で咲良にけがをさせてしまうかもしれない、ってとんでもない恐怖だったんだろうな、と。だからあんなに、足をひねってないか、痛いところはないか、怪我してないかって心配してくれたんだろうな、と。
痛い思いをしてかばわれたってうれしくないって言ったのは咲良なのに、咲良はとっさに、たとえそれが誘拐犯で忌むべき相手だとしても、体が動いてしまう性格なので。本当に、気が気じゃなかったと思う。
あとこの、落ち着いたときに「荷物重いだろ」って言われたときに、やっぱり荷物重いんだ……! となって、ちょっと感動したりしました。
結局冬永さんは体調不良でダウンして、彼のそばとはいえ、見ていないところで荷物を漁ることになったのですが。
なんというか。写真、やっぱりうまいなあ……シナリオうまいなあ……と思いました。年代について違和感を覚えさせるのも、彼が未来から着ているという示唆なんだなと思うと、よく考えられているなあって。
倒れちゃった冬永さんに代わって、お夕飯を用意するのも、多分アドリブで許可してもらえたんだろうなって思っています。
その中で“包丁がない”っていう情報を出すのも、背景と合わせて考えるとKPすげえ~~~丁寧だ~~~! と感動しました。
そうだよね、包丁なんてあったら、事故でも刺さって出血で死んじゃうかもしれないものね。
過去の死因で、刺殺や出血死もあったんだろうなと思うと、冬永さんのトラウマだよ……。
そしてご飯を食べたら案の定ねむねむの咲良。冬永さんに誘導してもらって寝室に案内してもらいました。
ただほんとに、冬永さんが寝るところがない。と思ってキャラとしては(言葉は濁しましたが)一緒のベッドで寝ることを提案。
私このとき、PLとしては、冬永さんのキャラ雰囲気からして仕方ないなーって入ってくるかもな、とかも考えてたんですよね。
でも実際は、「病人相手だとしてももっと警戒心持ちなさい」っていう、完全に“守る”の意志を感じる返答で、へあ~~~て思ってました。でっかい愛だ。(咲良自身は変態さんって罵っちゃったけども)
どんな気持ちだったんだろうな。冬永さん。誘われてうれしかったのかな。警戒心なくて怒ってたのかな。あと一日、最後の一回だからおいしい思いをしたっていいだろうに。
付き合ってないはじめましてで、自分は誘拐犯だって戒めてたのかな。だとしたらちょっと悲しいな。
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三日目。夢から始まります。
夢を見終わったときには、(事前にお話を予測していたとはいえ)すでにぼろぼろ泣いている唯代がおったそうです。
キャラとしては、自分がどこかの世界で死んでしまったことよりも、優しい人を傷つけたことが悲しくて泣きました。
しかもその優しい人はそばで倒れている。
寝るところあるって言ったじゃん!! なんでお前床に倒れてるんだよ!! 床で寝るって意味だったんですか!? おこですよ!? じゃあ襲っていいからベッド一緒に入れよ!!!!
――というのはうさPLの内心であって。雑談ではもう泣いているので、打ち込んで突っ込む余裕がなかった。
そして落ちているご本。
これあとから知ったんですが。KPのアドリブだったそうですね。私は、咲良のそばで最後まであきらめないぞと決意を込めて、本を読み返している最中に倒れてしまった冬永さんを想像していたので、情報の補完があまりに自然ですごいびっくりしました。KPぢからが強くてストレングスだ。
地下室の日記を読む頃にはうさはぼろぼろでした。
というかもう三日目はずっとぼろぼろでした。
うさはどうすればよかったんですか。
日記書下ろしじゃん。愛じゃん。
日記をいつ頃用意してくださったのかはわかりませんが、用意期間が二か月あったとはいえ、その頃の咲良の情報って「正義感が強い」「融通が利かない」「交友関係が狭い」みたいな情報しか出てなかったと思うので、もしかして開催一回目と二回目のあいだに書いてくださったりしたのか……!? と驚愕していました。
愛だよあんなの。具体的なエピソードと一緒に、「ああ咲良ならやるなあ」という納得があり。納得のうえで冬永さんの中ではぐくまれた愛の欠片を見せられて、泣かないの無理でしょ。
日記最後の「俺はきっと狂ってる。ごめんな」でだめでした。
そこまで会いたいと思わせる“咲良”に、咲良は完全に負けました。
そこから発生する火災。
咲良は事前設定で「火事で実の両親を失っている」設定を積んできたので、火事が起きたときは「なんで!?」「KPのアドリブ!?」「伏線回収してくれたってこと!?」「こんな回収嫌だよお!!!」となってました。
後日見たほかの人の(唯代宛ての)伏せを見ている限り、火事は決まっていた未来だった模様。
そんなことある???? 事前設定噛み合いすぎてこわい。
咲良は当然のように、寝室に寝かせた冬永さんのもとにかけつけました。
「人が好すぎるのもいい加減にしろ」。まったくもってその通り。冬永さんにとってはやっぱり、自分が残ってるから咲良が助けにくる可能性はあると思ってたと言ってもらえて、なんというか、一杯交流してよかったなって思いました。
助けにきてくれる咲良が簡単に浮かぶくらいおしゃべりできたんだ、ってセッションの出来にうれしくなっちゃった。
足が折れて血だらけで、痛いだろうに最後まで冬永さんは咲良の心配ばっかりで。なんかもう、うまくいえないけど、かなしいなあと思ってました。
未来冬永さんは、もっとおいしい思いをしても良かったと思う。
――とPLが思ったので「わたしの初恋は“あなた”です」「おめでとう、景品としてわたしの“はじめて”をあげます」って歯がぶつかるくらい勢いのいいキスをあげてきました。
再三いうてるかもですが、咲良は足が悪くて。あきらめている人を運べるほど強くないので「救急車と消防車を呼んでくるから待ってて!」と残して、咲良一人で逃げました。
このときうさは雑談でずっと「両生還しようねって言った」「KPのうそつき」「継続で行くシナリオも候補あげてたのに」「生きてくれなかった」ってぐずぐずのべしょべしょでKPに八つ当たりしてました。
だってまさかこれが“両生還”につながるとは思わないじゃん。
つづく
#うさぎの卓日記