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CW: つきみはな現行・未通過❌!!
吸血鬼化IF


銃声。その音に覚えのない懐かしさを感じて動きが止まる。
「……■■……?」
なんだろう。自分の口から知らない言葉が出てきた。
遅れて、腹部に生じる痛み。
どうやら、先程の銃弾が脇腹を貫通していたらしい。
痛いけれど|そ《・》|の《・》|程《・》|度《・》。
これくらいの掠り傷、勝手に治るし■■の■■ならもっと――

(……?)
今日のわたしはおかしいらしい。
いつもなら銃弾なんて簡単に避けて片付けるのに、今日はもっと聞きたくて様子見を続けるなんて。

きっとあのひとが持ってる銃のせいだ。
あんな、|使《・》|い《・》|熟《・》|せ《・》|て《・》|い《・》|な《・》|い《・》ひとがいるから気が散るんだろう。
|あ《・》|の《・》|子《・》ならきっと、今頃わたしの心臓を――

――――、

――――

あたまがいたい。
息がくるしい。

なんだっけ わたし なにか

あれ わたしって なんだっけ ?



※心尋くんが使ってたのと同じ銃を持ってるヴァンパイアハンターと対峙して記憶が揺さぶられる翠羽





目が合った。
生気を感じない昏い赤に染まった瞳。
目が逸らせず、魔眼に魅入られていることに気付く。
クラ、と脳が揺れる。
染み入るような酩酊感が思考を包もうとしたところで、言いようのない怒りが湧き上がってくるのを感じた。

「…………あんたねぇ、こんな手を使うような奴じゃなかったでしょう!! あんたはもっと無茶苦茶で脳筋で馬鹿力で何でもやろうとする大馬鹿師匠でしょうが!!!」

叫んだことで頭がクリアになる。
勢いのまま胸ぐらを掴んで床に引き倒す。
鈍い音と呻き声はしたが、この程度でどうにかなる師匠でないことは知っていた。
魔眼による魅了が効かないのが分かったからか、悔しそうに低く唸って睨みつけてくる。
「……そういうとこが師匠とあんたじゃ違うんだよ」
術から単純な膂力勝負に持ち込もうと藻掻き始める。悔しいけれど俺の力じゃ抜け出されるのは時間の問題だろう。
「――だけど、もう遅い」
銃口をその心臓に向ける方が遥かに早い。


※魔眼によるPOW対抗で勝った心尋くん
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